2019/03/23

厨子

 しばらく前から仏様に関係する仕事が続いています。
昨年はじめに納品した仏壇から続いて何件かの相談が寄せられ、自分の行く末もいろいろ考えさせられる昨今です。
 
 観音様を据えるにあたり、台が必要ということで、小さな引き出しのついたものを承りました。この上に小さな木彫りの仏様が載ります。
長年ストックしていたアサダの木を使いました。
S_
 
 直近の仕事は、小ぶりのオーソドックスな形の仏壇の製作でした。
ウォールナットの木を使った落ち着いた雰囲気です。
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どちらの仕事もデザインをいただいて製作しました。
 
 
 三寒四温の言葉どおり、春の変わりやすい陽気になっていますが、原村も凍っていた土が融け始め、もうすぐ春の妖精といわれる花々が咲き始めることでしょう。ワクワクする季節です。フキノトウが出ていたので、ありがたく採取してきました。我が家では初物です。今晩は天ぷらかな。ふき味噌かな。
Fuki
 

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2019/02/05

立春

 この冬としては初めて15cmちょっとの本格的積雪があったと思ったら、その後も雨などもあって、雪はおおかた融けてしまった。今年は春の来るのが早そうだ。
 
春のような陽気を感じていると、日当たりの良い斜面に福寿草が黄色い花を開きかけていた。
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その脇の切り株にはエノキタケの幼菌がいくつか団子になっている。
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今まで家の周りでは見かけなかったモズが、このところ毎日のようにやってきて、コブシやサンショウの枝にとまって尾を上下に振りながら辺りを見回している。雪のない冬枯れの開けた場所は格好の狩りの場所なのだろう。
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昨年の秋から冬にかけて作った生木加工のスツールが、乾燥でホゾが緩んだできた。ホゾが緩むのは計算のうちなので、緩んだ足は抜いて仕上げ直し、クサビを入れて組み直した。
前の2脚はカラマツ、後ろの一脚はヒノキの間伐材。手前のカラマツの一脚は嵌合がきつかったようで、緩みが来ていないのでそのまま仕上げ直した。
生木で行う木工は、木の乾燥による変化を予想して工程をデザインするのがとても興味深い。また、木は水分を含んでいると柔らかく一般に削りやすい。そんな楽しさを知ってもらいたいと思い、今年はいろいろな場所でワークショップをやってみようと思っている。
 
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2019/01/02

雪の朝

 あけましておめでとうございます。
年末から年始にかけて冬型の気圧配置が続いて、ここ原村では気温は低めながら晴天続き(ー10℃ぐらい)、過ごしやすい年越しでした。天気予報もずっと晴れ。ありがたいと思っていたら、今朝は雪、あたり一面真っ白な世界でした。
といっても、下雪で積雪は2cm程度、新調の竹箒で掃き清めると気持ち良い世界になりました。
 
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2018/11/26

春の妖精?

 このところ周りの木の葉が落ちて林の様子がすっかり冬模様で、森林作業の気持ち良い日が続いています。自分の体力がますます弱くなるのを補うように、道具を工夫するのは楽しい作業です。
丸太を掴むトングという商品を便利に使っていますが、これを利用して「丸太ころがし」を作りました。「丸太ころがし」は昔からの林業の道具で、ガンタと呼ばれています。
トングの爪の一つを使って、それに柄と柄に固定の棒をつけ、爪とその棒の開閉で丸太を掴み、テコの原理で丸太を回転させます。丸太を回転させ、下に敷いた短い枕木の上に乗せれば、地上から浮かすことが出来て、チェーンソーでの玉切りなどに好都合です。
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 林の作業をしていたら路の脇にニリンソウが一輪咲いていました。春先一斉に花開くはずの花は「春の妖精」と呼ばれますが、それが今頃花をつけるとは。
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 それだけでなく、今年は11月も末で霜が降りるというのに、ホダ木から今頃椎茸とナメコの可愛いのがいくつも出てきています。季節の移り変わりも少々狂っているようです。
 
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2018/11/25

秋深し

今年は柿の実が豊作のようで、我が家でも渋柿を沢山もらってきた。一月ほど吊るしておいたものが、寒風にさらされそろそろ食べごろです。天気にも恵まれ、まずまずの出来、自分としては、この頃の干し柿が格別の美味しさだと思っています。
 
Kaki1
 
一月前、皮を剥いて吊るしたばかりの柿は、鮮やかな色の秋の風物詩。
Kaki0
 
冷え込んだ今朝の空の青さは、高原の冬の群青色。落葉樹の木の葉はもうすっかり落ちてしまっています。
Sora
 
 

今年は9月、10月と2つの大型台風に林の木が大分やられ、このところ、それら倒木や掛かり木を薪にする作業に追われています。そんな木の中には素性の良いものがあり、生木加工のスツールを作りました。木工の製作体験に面白そうです。

Stools
 
 

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