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2011/01/02

木の話し ミズナラ

 ドングリのなる木としてよく知られています。我が工房は八ヶ岳山麓標高1200mのところにありますが、この辺りから下がコナラ、上がミズナラの植生が多いようです。形態はほとんど同じですが、葉柄の有り無しで区別できます
 木の仕事を始めて、最初に買った木がアサダと太さ50cm余のミズナラでした。丸太をどのように挽けば良いか尋ねられてとまどった記憶があります。結局、教わりながら、一寸一分と一寸五分の板に挽きました。持ち帰って桟済みするのにかみさんと二人、随分重くて、苦労しました。その一部が自宅の座卓になっています。
 ナラは板にすると、年輪の木目とは別に、トラフと呼ばれる模様が出てくることがあります。木を柾目に木取ると、芯から放射状に出ている組織が大きく見え、これが虎の縞のような模様になるのです。他と違うひかり方を見せて魅惑的です。
 ミズナラも育った場所によって様々に異なる個性を持っています。森の中で百年以上もゆっくり成長した目のつんだミズナラはヌカナラと呼ばれ、美しく、また、気持ちよく削ることが出来ます。明治時代に、それまで顧みられなかった北海道のミズナラが異人に評価され、ヨーロッパに大量に輸出されたことは、あまりに有名です。今では太い木も少なくなり、貴重な資源となりました。

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