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2012/02/29

ももくり

 だいぶ雪が融けて、もう一息で林から雪が消えるかと思っていた矢先、今朝は10cm程の新しい雪が積もって、またまた白い世界になってしまいました。そうはいっても、さすがに2月も末、雪がやむと積もった雪は重い雪になって、かさも瞬く間に減り始めました。すぐに消えてくれることでしょう。

 このところ、時計ばかり作っていますが、面白いハンノキの板があったので、今回ちょっと大きめの時計を作りました。45×50cm程ですが、半円形の板を半割にして接ぎ合わせた(ブックマッチといいます)文字板に、ちょっと癖のあるフォントの文字を植えました。もものようにも見え、クリのようにも見えるので、「ももくり」と命名しました。
ローズウッドの時針と分針をつけてみましたが、ちょっと渋すぎるかなと感じたので、コブシの白い木を中に挟んでみました。良い感じになったと思うのですが!

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2012/02/21

木の話し シラカバ

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 写真は今日の深山工房の前の林のシラカバです。
 長野県の県木でもあり、高原に真っ白な幹で林立するシラカバは名前を知らない人がいないほど人気のある木です。工房近くには幾本も自生のシラカバがあります。老木になってきたせいか、日当りが良くないためか、幹はくすんだ色のものが多くなっていますが。枯れて倒れている木も多く、今年は余裕があったら、片付けて薪にしてしまいたいと思っています。
 シラカバは寿命が短く(20〜30年)、あまり太くならないうちに枯れてしまうことが多いようです。また腐りやすいこともあって、家具や建築用材としてはあまり使われません。板にした時の色が比較的白いせいでしょうか、おもちゃの材料としてはよく使われるようです。削りやすい材料だからでもあるのでしょうか。樹皮が白くきれいなので、こちらのほうが細工用にもてはやされますよね。
樹皮はまた、火付きが良いので、焚き付けに好都合です。お盆の時に束にされて店頭に並んでいるのを見かけますが、この辺りでは昔から送り火用に使われてきたようです。
 そろそろ2月も半ばを過ぎましたが、最低気温はまだマイナス10度近くなるものの、日差しの強さは日に日に強くなってきています。いろいろな木も水を吸い上げ始めていることでしょう。シラカバの樹液はちょっと甘みがあるようで、盛んに樹液をあげる時期になると、幹に穴をあけて差し込んだストローから樹液が取れ、飲用として使われるとのこと、自分も今年はやってみようかなと思っています。


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2012/02/05

光の春

Hikari

 立春を過ぎたので、暦の上ではもう春ですが、気温は最低気温を記録するような日が続きました。雪国の方々の雪かきの大変さもニュースで伝えられていて、まだまだ冬の厳しさです。そんな中で、季節の変化を一番感じさせてくれるのが日の光です。朝日の昇る方向、光の射す角度、その強さ。エナガ達が朝日の中で群れをなしてサクラの蕾をついばむ姿。まだ無彩色の景色の中で私の五感をふるわせてくれます。光の春という美しい言葉がぴったりです。つたない写真ではうまく表現できませんが、雪面がキラキラ輝いているのが感じられるでしょうか?

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2012/02/02

はらきり記

身の回りの道具も使うほどに消耗したり破損したりで、修理しながらつかいます。人の体も齢を重ねるごとにあちこち綻びが出るのは道理ですから、本体がまだ大丈夫なうちは修繕して使うことになります。
今回、私も鼠蹊ヘルニア(いわゆる脱腸)という症状がでて、体調を改善すべく補修手術をすることになりました。下腹部、足のつけねの鼠径部というところで、腹膜や腸の一部が筋膜の間から皮膚の下に出てくる症状です。下腹部の一部がぷくっと膨れた状態になります。腹を切り、その筋膜の隙間に栓をして、網を被せるというのが対処法です。家具の一部を修繕するようなもので、盲腸の手術より大したことはないのでしょう、切ったあとの縫合部の回復を待つほうに大方の時間がかかったのではないでしょうか?一週間の養生でした。
 普段の生活は山の中の田舎暮らしですから、何から何まで面倒を見てくれる病院の暮らしはありがたいものです。清潔な環境、バランスのとれた食事、不具合をサポートしてくれる介護。こんな環境によって短期間に確実に治療がされるわけですが、その副作用として、自活能力は劣化することになります。腹筋はもとより脚の筋力は衰え、尻の肉は目に見えて弱くなるようです。そこで大切になるのがリハビリということなのでしょう。
考えてみると、日常の生活でも、便利さを求めて、いろいろな生活を補助する環境が普及していますが、これらが一方で人間の能力を削ぐ役割も果たしていることを警戒すべきだと、改めて思いました。

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