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2015/07/06

八ヶ岳クラフト市とスツール3

 今回は、クワの椅子です。

 ウロの桑の木を丸太のままベンチとして10年以上使ってきたのですが、大分傷んできたので半分に切ったところ、赤味の部分はしっかりしていて、面白い表情をしていたのです。白太部分を削り落として四方転びの脚をつけて椅子にしました。年輪を重ねたクワなので、ウロの一部も樹の魅力の一つです。空間が広かったので、大きな契りを入れました。

Kuwachair

 まだ塗装前なので、オイルで仕上げると、また違った表情が見れると思います。クラフト市で御覧ください。

 さて、製作工程の話しです。四方転びの脚と貫のホゾ穴加工についてです。
3DのCADも使い易くなった世の中ですから、ホゾ穴の位置と方向を割り出すのも左程難しい話しではないので、図面に従って加工することが出来ますが、今回は面倒な計算は無しにして、現物合わせで加工しました。その方法もいろいろでしょうが、今回はこんな方法で穴を開けました。

 仮組した脚の、一方の貫の穴位置に下げ振りをぶら下げ、対応する脚の穴位置がその真下に来るように枕をかいます。貫が垂直になるようにするわけです。

Hozoana
上の脚を外して、ドリルを垂直にして穴を開けます。

Anakakou
こんな感じでホゾ穴を開け、貫の長さを確認して、貫を加工します。

 貫の加工が終われば、組み立てです。貫と脚を組みながら、座板の穴にはめ込み、貫のホゾを押し込みながら、脚と座板の胴付きの密着具合を確認しながら脚をホゾを組み込んでいきます。全体が組み込めたら、くさびを脚のホゾの割溝に打ち込んで、一段落です。
 脚の底は床に対して斜めですし、大抵がたついていますから、脚の底が床に平行になるように切り落とします。くさびの板をかって、座面の角度を調整し、適当な平たい板を定規にして、鋸で4本の脚を切り揃えます。脚を切る時、切り落とさずに少し残して4本処理をし、改めて切り落とします。

Photo


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