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2016年3月の2件の記事

2016/03/04

箸の製作2

木取りをしたあと放置しておいた箸の次の工程です。

木取りで平面に切ったはずですが、エージング後、加工歪や乾燥やらで変形しています。まず、プレーナで2面の平面と矩(直角)を出します。箸に添えられている板は矩を出すための定規です。プレーナは研ぎ直した刃に交換し、良く切れる状態で作業です。

Dscn9181_2


平面を出した2面を基準に、他の2面の平面を加工します。
所定の角度にセットする治具に取り付け、テーブルソーで加工します。

Saw


切削面を平滑にするために、同じ面をルーターで削り直します。同じ治具で加工しできます。

Dscn9178


4面が機械加工された状態になりましたが、更に平滑にするよう、鉋をかけます。削り馬(シェービングホース)に箸が安定する治具を使って南京鉋が役に立ちます。

Dscn9753


箸の先端基準で、長さを決め、鋸で切り落とします。最後の工程なので、大きな割れが出て泣くことのないように刃の細かい胴付き鋸を使います。

Cut


切り落とした方の小口(握る方の端)をサンダーで整形します。

加工面をチェックしながら、#180、#280のサンドペーパーで仕上げます。

最後に、エゴマ油の塗料を塗って、一週間以上乾燥して完了です。

Toso


基本はアサダで箸を作っていますが、数年前に譲り受けた古民家の床柱の古材が鉄刀木(タガヤサン)だったので、今回、それを箸にしてみました。

Dscn9752

沢山ではありませんが、黒檀、紫檀と併せ、唐木3銘木の箸が出来ます。



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箸の製作1

 箸の注文をいただいて、数週間前に製作を始めました。その工程を振り返ってみます。

箸の作り方も、様々な方法が行われているようですが、深山工房ではいろいろ試行錯誤してきましたが、現状こんな製作工程になりました。小さなものを安定した品質で楽に作るために、いろいろな治具を使用します。

小さな物を作るにはもったいないような太いアサダの板ですが、製品になってから曲がったりしないために木目の素直なところを使います。とりあえず、扱いやすい長さに切ります。

Photo
 箸の厚さの板に木取りをします。白太を落とし、木目に平行に切ります。アサダは、国産樹としては、硬く、重い木といえます。

Photo_2
次に、箸のテーパに合わせた角度に切る治具を使ってテーブルソーで箸の形に切り出します。できるだけ途中で木目が切れないように材料取りします。特に、箸先端の木目の方向には気を使います。

Dscn9711

箸らしい形の木取りが出来ました。

Hasi1

加工歪や乾燥による変形の対策のため、しばらく放置しておきました。

(続く)



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