立春
この冬としては初めて15cmちょっとの本格的積雪があったと思ったら、その後も雨などもあって、雪はおおかた融けてしまった。今年は春の来るのが早そうだ。
春のような陽気を感じていると、日当たりの良い斜面に福寿草が黄色い花を開きかけていた。
その脇の切り株にはエノキタケの幼菌がいくつか団子になっている。
今まで家の周りでは見かけなかったモズが、このところ毎日のようにやってきて、コブシやサンショウの枝にとまって尾を上下に振りながら辺りを見回している。雪のない冬枯れの開けた場所は格好の狩りの場所なのだろう。
昨年の秋から冬にかけて作った生木加工のスツールが、乾燥でホゾが緩んだできた。ホゾが緩むのは計算のうちなので、緩んだ足は抜いて仕上げ直し、クサビを入れて組み直した。
前の2脚はカラマツ、後ろの一脚はヒノキの間伐材。手前のカラマツの一脚は嵌合がきつかったようで、緩みが来ていないのでそのまま仕上げ直した。
生木で行う木工は、木の乾燥による変化を予想して工程をデザインするのがとても興味深い。また、木は水分を含んでいると柔らかく一般に削りやすい。そんな楽しさを知ってもらいたいと思い、今年はいろいろな場所でワークショップをやってみようと思っている。
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