カテゴリー「四季」の151件の記事

2019/02/05

立春

 この冬としては初めて15cmちょっとの本格的積雪があったと思ったら、その後も雨などもあって、雪はおおかた融けてしまった。今年は春の来るのが早そうだ。
 
春のような陽気を感じていると、日当たりの良い斜面に福寿草が黄色い花を開きかけていた。
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その脇の切り株にはエノキタケの幼菌がいくつか団子になっている。
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今まで家の周りでは見かけなかったモズが、このところ毎日のようにやってきて、コブシやサンショウの枝にとまって尾を上下に振りながら辺りを見回している。雪のない冬枯れの開けた場所は格好の狩りの場所なのだろう。
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昨年の秋から冬にかけて作った生木加工のスツールが、乾燥でホゾが緩んだできた。ホゾが緩むのは計算のうちなので、緩んだ足は抜いて仕上げ直し、クサビを入れて組み直した。
前の2脚はカラマツ、後ろの一脚はヒノキの間伐材。手前のカラマツの一脚は嵌合がきつかったようで、緩みが来ていないのでそのまま仕上げ直した。
生木で行う木工は、木の乾燥による変化を予想して工程をデザインするのがとても興味深い。また、木は水分を含んでいると柔らかく一般に削りやすい。そんな楽しさを知ってもらいたいと思い、今年はいろいろな場所でワークショップをやってみようと思っている。
 
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2019/01/02

雪の朝

 あけましておめでとうございます。
年末から年始にかけて冬型の気圧配置が続いて、ここ原村では気温は低めながら晴天続き(ー10℃ぐらい)、過ごしやすい年越しでした。天気予報もずっと晴れ。ありがたいと思っていたら、今朝は雪、あたり一面真っ白な世界でした。
といっても、下雪で積雪は2cm程度、新調の竹箒で掃き清めると気持ち良い世界になりました。
 
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2018/11/26

春の妖精?

 このところ周りの木の葉が落ちて林の様子がすっかり冬模様で、森林作業の気持ち良い日が続いています。自分の体力がますます弱くなるのを補うように、道具を工夫するのは楽しい作業です。
丸太を掴むトングという商品を便利に使っていますが、これを利用して「丸太ころがし」を作りました。「丸太ころがし」は昔からの林業の道具で、ガンタと呼ばれています。
トングの爪の一つを使って、それに柄と柄に固定の棒をつけ、爪とその棒の開閉で丸太を掴み、テコの原理で丸太を回転させます。丸太を回転させ、下に敷いた短い枕木の上に乗せれば、地上から浮かすことが出来て、チェーンソーでの玉切りなどに好都合です。
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 林の作業をしていたら路の脇にニリンソウが一輪咲いていました。春先一斉に花開くはずの花は「春の妖精」と呼ばれますが、それが今頃花をつけるとは。
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 それだけでなく、今年は11月も末で霜が降りるというのに、ホダ木から今頃椎茸とナメコの可愛いのがいくつも出てきています。季節の移り変わりも少々狂っているようです。
 
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2018/11/25

秋深し

今年は柿の実が豊作のようで、我が家でも渋柿を沢山もらってきた。一月ほど吊るしておいたものが、寒風にさらされそろそろ食べごろです。天気にも恵まれ、まずまずの出来、自分としては、この頃の干し柿が格別の美味しさだと思っています。
 
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一月前、皮を剥いて吊るしたばかりの柿は、鮮やかな色の秋の風物詩。
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冷え込んだ今朝の空の青さは、高原の冬の群青色。落葉樹の木の葉はもうすっかり落ちてしまっています。
Sora
 
 

今年は9月、10月と2つの大型台風に林の木が大分やられ、このところ、それら倒木や掛かり木を薪にする作業に追われています。そんな木の中には素性の良いものがあり、生木加工のスツールを作りました。木工の製作体験に面白そうです。

Stools
 
 

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2018/11/02

入笠山

  「風弱く快晴」という天気予報で、思い立って入笠山に行ってきました。
 
家を出ると、青空の下、下に見える国道20号あたりは雲が二重にかかっていました。ここに雲がかかるのは良くあるのですが、低位逆転層といって、下界より上空のほうが温度が高いときに現れる現象です。それが今日は二層になっていて、初めて見る現象でした。複雑な大気の状況なのでしょう。
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登山口の沢入から一時間余、入笠湿原では草刈りをしたあとの野焼きが行われていました。入笠山は大事な観光資源といった感じです。
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更に一時間弱、入笠山山頂は快晴360度の展望です。
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我が家が見えるかも、八ヶ岳です。所々にメガソーラーが。
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諏訪湖と真っ白に雪を被った北アルプス。
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穂高も。
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帰ってきて、風のないうちにと、畑の野焼きを済ませました。
 
 

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2018/08/06

相変わらずの陽気ですが

 暑い夏が続いているけれど、昨晩は雷が鳴って雨になった。
雨を待ちわびていたかのように、今朝は草刈りをした庭に傘の大きさ2cmほどのキノコが出てきた。そろそろ季節の変わり目だろう。
 
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  ヒメヒガサヒトヨタケと思われる。名前そのままに日傘を開いたようだ。
強い日差しが出てくると、忽ちのうちに萎れてしまったけれど。
 
 
良い天気が続いているおかげなのか、今年はレンゲショウマがたくさんの蕾を付けている。開いた花にも勢いがある。
 
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2018/06/30

卯の花

林のあちらこちらにウツギの花が盛りです。バイカウツギの花も前に見かけたのですが、最近見かけません。
 
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左手の大きな葉っぱは在来種のハンゴンソウ。
 
 
工房では、クラフト市に向けて新しい時計です。
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2018/06/22

梅雨の晴れ間

 天気が良さそうなので、早朝家を出て、霧ヶ峰の八島湿原の上の鷲ヶ峰に登ってきた。
好きな山だという知り合い二人に薦められたことがあって、この機会にやってきた。
空気が澄んで、八ヶ岳、南アルプス、北アルプス、浅間山方面の山々が見渡せる。
登山路からは、何十年ぶりかで来た八島湿原の全貌が見渡せる。
 
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ツツジの花の盛りで、山の斜面をヤマツツジが赤く染めている。
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往復2時間ほどのハイキングで、林の中の工房の生活と違って、明るい見晴らしの良いひとときで気分も晴れ晴れした一日だった。
 
 
 
工房では来月の八ヶ岳クラフト市に向けて、作品の製作が少しずつ進んでいる。
今回は、新しい木の時計に力を入れている。その一つ、神代ニレの時計。木の洞が活かせたでしょうか?
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2018/04/03

春は進む

 キセキレイがやってきた。

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巣作りを始めたようだ。

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ルリタテハも舞って、

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5月並の陽気 。

自家用屋外テーブル用にスツールを3脚作った。ここで伐採したハンノキを削り、残っていたワックス塗料を塗ったら、面白い黄色い色合いになった。すぐに日焼けして変わるだろうけど。

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2018/04/01

花の季節の始まり

 冬の間無彩色の風景の中で、最初に春の訪れを告げるのが福寿草だけれど、雪の積もった脇に花開く2月後半はまだまだ寒気の厳しい時だ。

今日、アズマイチゲの花が何輪か花を開いた。

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アズマイチゲが咲くと、本格的な春の訪れだという気がする。林全体はまだ緑にはならないけれど、地面に目をやると色々な花が咲き始める。
アズマイチゲが最盛期になって、全体に緑が増してくると、ニリンソウ、スミレ、カキドオシ、ムラサキケマン、、、その前にダンコウバイやアブラチャンの黄色い花が林を彩ってくれるだろう。

 

アズマイチゲの脇に季節外れの福寿草が咲いていた。
かつてテレビドラマの撮影をした時に、スタッフが緑が欲しくて園芸種の福寿草を植えて、そのまま忘れていったものだ。増えもしないが、絶えもしなくて、まだこの季節に花をつける。 
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